令和2年

 

春号


兵庫労働局と兵庫県産業労働部の人事異動

兵庫労働局

兵庫労働局長 荒木 祥一

職業対策課 課長 泉川 利彦

 

兵庫県産業労働部

労政福祉課 課長 津吉 一弥

労政福祉課 雇用就業室 室長 團野礼子

事務局長 新任の挨拶

 4月1日付をもちまして、公益社団法人兵庫県シルバー人材センター協会事務局長に就任いたしました住本昌彦でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、着任いたしまして1週間で新型コロナウィルス感染症緊急事態宣言が発出され、感染拡大防止のための在宅勤務等の推進に対応することとなりました。

 シルバー人材センターを取り巻く課題は、会員の拡大、安全・適正就業、中長期計画の推進など多々ございますが、現在は未曽有の国難に見舞われており、先ずは感染防止に努めていただくこと、会員の皆さまの安全の確保が最優先事項であります。入会説明会や各種講習会の中止や延期、業務実施が困難な事業もございますが、開けない夜はないと申します。兵シ協といたしましても、国の制度等もご紹介しながら、各センターへの支援を行ってまいり、皆さま方とともにこの困難な時期を乗り切りたいと考えております。

 今こそ、困難に立ち向かう、我々のシルバーパワーを発揮いたしましょう‼

県内センターの人事異動

新事務局長紹介

姫路市シルバー人材センター 宮永 善史

明石市シルバー人材センター 佐野 彰彦

伊丹市シルバー人材センター 山中 茂

川西市シルバー人材センター 吉川 泰光

丹波市シルバー人材センター 西山 茂己

新型コロナウイルス感染症に係る兵庫県内シルバー人材センターの対策

 現在、新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、シルバー人材センターとしても適正な対策が求められております。

 当協会では、シルバー人材センター内での感染拡大を防ぐため、各センターに対し、下記の対策を要請しております。

 なお、県内でも感染拡大状況に大きな差がありますので、各センターにて自治体の対応等、地域の感染状況を鑑み、ご対応いただきますようお願いします。

1 事務所における感染防止措置の要請

(1)職員への手洗い・咳エチケット、換気励行等による執務環境での防止措置

  ※ 執務室の分離等により、一つの部屋にすべての職員が勤務しないようにする等の対応が

    物理的に可能なセンターは積極的に実施してください。

(2)職員の時差出勤等による人との交わりの低減

(3)職員の通勤及び勤務中のマスク着用の励行

(4)職員の業務中における不要不急の外出の禁止

(5)会員の不要不急の来所の禁止

(6)会員との不要不急の面談等の禁止

(7)密閉空間・密集場所・密接場面の「3つの条件」の回避

2 入会説明会・講習会等の開催自粛要請

3 会員の就業についての要請

 会員の就業についても、できるだけ密閉空間・密集場所・密接場面の「3つの条件」に該当する業務を避け、就業する場合は感染予防措置の徹底、「3つの条件」への防止対策を行ったうえで実施するようお願いします。

4 会員の就業時の感染対策の徹底要請

(1)手洗い・咳エチケットの励行

(2)就業前の自宅での検温の義務化(発熱の症状がある場合は就業禁止)

(3)就業途上及び就業中のマスク着用の励行

(4)就業場所の換気の励行

(5)密閉空間・密集場所・密接場面の「3つの条件」の回避

安全・適正就業への取組み

過去5年間の事故発生推移

 過去5年間の事故発生推移は下記グラフのとおりで、請負事故では、10日以上の入院を伴う事故が平成30年度にピークとなっておりましたが、「事故ゼロ運動」を強化して実施するなど、兵シ協及び各センターが積極的に安全就業に取り組んできたことにより、令和元年度は全体で19件の減少となっております。しかし、残念ながら死亡事故が1件発生しております。また、派遣業務が年々増えてきたことにより、派遣事故も増えていることから、派遣先事業所への協力や、会員への安全就業に対する一層の周知・徹底が必要になってきます。

注1)事故件数については、10日以上の入院及び死亡について集計しています。
注2)重篤事故とは6カ月以上の入院または死亡の場合をいいます。

事故の撲滅に向けた対策について

 「安全はすべてに優先する」という認識のもと、安全・適正就業のより一層の推進に向け、令和元年度では、下記事業に取り組みました。

 

(1) 安全・適正就業に関する講習会等の実施

  ① 兵シ協安全・適正就業委員会の開催(4回)

  ② 安全・適正就業訪問指導の実施(3回)

  ③ 安全・適正就業推進強化月間の取組み(7月、11月)

  ④ 安全・適正就業推進等研修会(7月)

  ⑤ 適正就業推進研修会(11月)

 

 

(2) 兵シ協安全就業スローガンの活用

   兵シ協安全就業スローガンを活用し、会員自らの安全意識の醸成を図る。

   最優秀賞  安全は 小さな注意の 積み重ね

   優秀賞   あわてるな あせる心が 事故のもと

   佳作    声掛けて 互いの安全 今日の無事

         「まあいいか」 少しの油断が 事故のもと!

         危険予知 しっかり身につけ 無災害

 

令和元年度の事業実績(速報値)

 令和元年度の県内シルバー人材センターの事業実績(全体)を見ますと、会員数43,187人(対前年比1.9%減)、契約金額19,514,741,740円(対前年比0.03%増)、就業延人員4,120,566人日(対前年比2.2%減)となり、契約金額以外の数値は昨年度を下回る結果となりました。

 また、会員数と就業延人員については、過去5年間で最も低い数値となっております。(下図参照)

 実績の内訳を見ますと、請負では対前年比で契約金額1.9%減、就業延人員3.9%減といずれも昨年度より減少しております。一方、派遣では対前年度比で契約金額24.8%増、就業延人員22.9%増と大幅に増加しております。全国的な流れとして、請負から派遣への切り替えが進んでいることが要因の一つであると考えられます。派遣の伸びは若干鈍化しつつあります。

会員数(人)

契約金額(千円)

就業延人員

高齢者活躍人材確保育成事業

 高齢者活躍人材確保育成事業とは、労働力人口の減少等により、人手不足分野や現役世代を支える分野での担い手不足が問題となる中、企業等に対してシルバー人材センターを積極的に周知・広報活動を実施してシルバー人材センターを活用する企業を増加させ、また、高齢者に対して就業体験や技能講習を行うことにより、シルバー人材センターの新規会員の獲得を目的としています。

 さらに、現にシルバー人材センター会員であるが、新たな分野で活躍を希望している会員や実際の就業に今一歩踏み出せない会員に対して、就業体験及び技能講習を実施することによりスキルアップを図ることとしています。

令和2年度、高齢者活躍人材育成事業の概要

技能講習の回数  52回
就業体験の回数  4回
技能講習&就業体験数合計  537人
技能講習&就業体験開催期間   令和2年4月~令和3年1月
技能講習&就業体験開催地域   兵庫県全域

日程・場所・講習期間等は兵シ協のホームページに掲載しています。

発行日:令和2年6月1日 発行:公益社団法人兵庫県シルバー人材センター協会

住所:650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通 5-7-18 TEL:078-371-8012

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