令和5年
新年号
明けましておめでとうございます。今年はどんな年になるのだろうと誰しも気になるところですが、日本の代表的易学者、哲学者、思想家である安岡正篤氏の書籍を読むと、今年の干支は癸卯(みずのえう)である。「癸」は万事則、道、つまり筋道を立てて考える、処理するという意味であり、「卯」は陽気の衝動で茂に通ずる、根は茂って蔓延って、こんがらがるとどうしようもなくなる。従って、「万事、正しく筋を通して行けば繁栄に向かうが、これを誤ると紛糾動乱する。」という意味だと書かれています。当たり前のようにも思われますが、何かに迷いがある時、これからの計画を立てる時に、一度立ち止まって考えてみても良いかなと思います。
新型コロナウィルスも感染者の絶対数は減らないもの変異を重ねて重症化は少なくなり、3年ぶりに会議、会合、懇親会が行われるようになって来ました。兵シ協でも昨年9月3日にはイメージキャラクターとして活動していただいている「徳永ゆうき」さんをお迎えして、シルバーフェスティバルを開催しました。10月24日には事業推進大会を開催し、各種表彰式とSDGs推進宣言も行ないました。
SDGsは「誰一人取り残さない。」という崇高な理念を実践しようという運動であり、個別のセンターで、すでに取り組まれている事業もありますが、今後その切り口で新しい運動に取り組んでいただきたいと思います。また、現在各センターが地域性を生かして、それぞれの特徴を以って運営されております。進んだ、特徴のある取り組みをされているセンターの手法を取り入れたいと考えられているセンターが多数あります。そのための情報交換の場や交流ができない2年間だったと思います。今年はコロナの状況を慎重に見極めながら、そういう機会を作って行きたいと思っております。
令和3年4月から施行された改正高年齢者雇用安定法では70歳までの就業機会の確保について、努力義務を設けられるなど、制度的にも会員の高齢化がじわじわと進んでおります。その中で少子化も確実に進んでおり、介護施設や家事援助等での人出不足の現場が徐々に増えてくることは確実であり、高齢者の労働力が欠かせないものになってきます。逆に言うと高齢者が社会に貢献する機会が増えてくるということです。統計では平均寿命と健康寿命の差が男性で9年、女性で13年となっています。福祉予算を減らすことができ、同時に短期的幸福ではなく、シルバー人材センターの事業が持続的な幸せを意味するウェルビーイングに繋がって行くものと思っています。今年が皆様にとって素晴らしい年でありますことをお祈りします。
会長 | 髙島 隆三郎 | (公社)姫路市シルバー人材センター |
副会長 | 岩田 強 | (公社)尼崎市シルバー人材センター |
副会長 | 大西 一正 | (一社)明石市シルバー人材センター |
専務理事 | 住本 昌彦 | (公社)兵庫県シルバー人材センター協会 |
理事 | 髙須 昭典 | (公財)神戸いきいき勤労財団 神戸市シルバー人材センター |
理事 | 山中 健 | (公社)芦屋市シルバー人材センター |
理事 | 仲田 守 | (公社)南あわじ市シルバー人材センター |
理事 | 富永 登志也 | (公社)淡路市シルバー人材センター |
理事 | 藤本 純一 | (公社)中播広域シルバー人材センター |
理事 | 竹口 健次 | (公社)朝来市シルバー人材センター |
理事 | 小松 義定 | (公社)豊岡市シルバー人材センター |
監事 | 小田 秀平 | (公社)川西市シルバー人材センター |
監事 | 前田 秀典 | (公社)加西市シルバー人材センター |
躍動する兵庫、新時代への挑戦
新年あけましておめでとうございます。
新型コロナウイルス感染症が広がりを見せてから3年が経過しました。これまでの経験と教訓を活かしながら、感染防止対策と社会経済活動を両立させるウィズコロナの時代に入ったと言えるでしょう。一方、混迷するウクライナ情勢等を背景にした物価高騰や円安が、私たちの暮らしに大きな影響を及ぼしています。
こうした変化の大きな時代だからこそ、受身になることなく、新たな挑戦を起こすことが大切ではないでしょうか。令和5年は「躍動する兵庫」の実現に向け、果敢にチャレンジする年にしたいと思います。
その一つは、新たな産業活力の創出です。中小企業やスタートアップが持っている既存の技術と地域課題とのマッチングを広げ、新たなイノベーションを生み出します。また、水素エネルギーの利活用や中小企業のCO2排出量削減の支援強化など、脱炭素社会に向けた取組を加速させます。ドローンや空飛ぶクルマなどの次世代モビリティの社会実装にも挑みます。
また、兵庫が関西と瀬戸内の結節点にあるという好立地を活かし、両エリアをつなぐ大交流圏の形成をめざします。大阪・関西万博が開催される2025年には、瀬戸内国際芸術祭も開催される予定です。県内各地をパビリオンに見立てて誘客する「フィールドパビリオン」を核に、関西圏域とは万博に関連した連携事業を、瀬戸内圏域とは芸術・文化等をテーマにした連携事業を行えるよう、着実に準備を進めていきます。
若者の学びの場も充実させます。県立高校等において、魅力・特色あるカリキュラムの充実やICT化を進めることに加え、生徒ファーストの視点で、老朽化が進む学校の施設・設備や部活動の用具・備品等を改善します。中高生からのアントレプレナーシップ(起業家精神)教育も推進し、課題解決に主体的に取り組む力を伸ばします。
県政の推進にあたって、今年ももっとも大切にする姿勢は、現場主義の徹底と対話の重視です。私自身、引き続き積極的に県内各地域に足を運び、医療や交通、観光、教育など様々な課題について県民の皆さまと対話をし、施策につなげていきます。
皆さまのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
新年あけましておめでとうございます。
兵庫県シルバー人材センター協会及び各センター会員の皆様方におかれましては、心穏やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、労働行政の推進につきまして、平素から多大なるご理解とご協力をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。
さて、景気については、個人消費は緩やかに持ち直しており、生産は緩やかな増加基調を続けているなど、基調としては持ち直しております。
また、県内の雇用情勢は、有効求人倍率が令和4年6月には、24か月ぶりに1倍を上回るなど、持ち直しの動きがみられます。
しかしながら、新型コロナウィルス感染症等が雇用に与える影響については、引き続き注視する必要があります。
このような情勢の下、兵庫労働局におきましては、県内22のハローワークと11の労働基準監督署、そして労働局本局とが一体となり、雇用環境・均等行政、労働基準行政、職業安定行政、人材開発行政の推進を図り、すべての人が活躍し働きやすい環境の整備に努めてまいります。また、新しい資本主義の実現に向け、「人への投資」の抜本的強化を図り、デジタル分野等の人材育成などの環境の整備にも努めてまいります。
とりわけ高年齢者雇用対策について、少子高齢化の急速な展開により人口が減少していく我が国において、働く意欲と能力がある限り、年齢にかかわりなく活躍し続けることが出来る社会を実現させることが、官民挙げて取り組まなければならない国家的な課題となっています。現在の高年齢者雇用安定法により定められています、70歳までの就業確保措置の努力義務について実施に向けた周知を行うとともに、義務化されています65歳までの雇用確保措置が全ての企業において確実に実施されるよう引き続き指導に努めてまいります。
一方で、高年齢者の方々は、他の年代の方と比べて多様な就業ニーズを持たれており、企業での雇用等によらず、「生きがい」や「社会貢献」などを目的に自身のライフスタイルにあった働き方を希望されている方も少なくありません。シルバー人材センターにおかれましては、多様化する就業にかかる要望及び期待に応え、地域の日常生活に密着した就業機会の確保を積極的に取り組むことにより、「団塊世代」の方々を含めた我が国の経済を支えてこられた多くの方々が地域社会の支えとして活躍できる場の創出にご尽力いただいているところです。「人生100年時代」と言われる中で、就業を通じた高年齢者の生きがいや居場所づくりは、今後ますます重要となってくると思いますが、シルバー人材センターの果たす役割もますます大きくなってくることが見込まれます。「自主・自立・共働・共助」の理念に基づく、シルバー人材センター事業が一層、積極的に展開されることを期待しております。
最後になりますが、貴協会及び会員の皆様方の益々のご健勝と、本年が明るい年となりますことを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
令和4年度兵庫県シルバー人材センター事業推進大会は10月24日(月)午後1時、式典にふさわしい快晴の中、幕を開けました。
コロナ禍以降、3年ぶりとなった本大会は参加人数の制限等の感染症対策を行いながらの開催となりました。会場の神戸情報文化ビル松方ホールには、兵庫県の片山副知事、兵庫労働局の鈴木局長にご臨席賜り、兵庫県知事表彰・感謝3名、会長表彰団体5団体、事故ゼロ運動表彰5団体、役員、会員、職員の421名が表彰されました。
【SDGs推進宣言とプレゼンテーション】
兵庫県のシルバー人材センターは、「誰一人取り残さない、持続可能な社会の実現」というSDGs宣言とSDGs推進の取り組みについてプレゼンテーションを行いました。
【シルバーコレクション’22】
女性会員の元気な様子を皆様に見ていただくファッションショーを開催いたしました。
プロの先生にウォーキングやメイクをご指導いただき、お気に入りの洋服、思い出の洋服、着物などを着用し、素敵な音楽をバックにスポットライトを浴びながら、舞台を歩いてご披露していただきました。
最高齢の80歳の会員様も元気で舞台に上がられていました。
皆で作り上げたシルバーコレクション’22でした。
【講演会】
10歳若返る!「インターバル速歩」―コロナに負けない体力づくり―について講演をしていただきました。
インターバル速歩は、体力のない高齢者や、忙しくて時間がとれないという人にもぴったりのトレーニング方法で、体力づくりができるというお話でした。
講師 信州大学医学部特任教授
NPO法人熟年体育大学リサーチセンター
能勢 博 先生
【徳永ゆうきさんからのビデオメッセージ】
兵庫県シルバー人材センターイメージキャラクターの「徳永ゆうきさん」から、ビデオにより、お祝いメッセージをいただきました。徳永ゆうきさん、ありがとうございました!
令和4年9月3日(土)JR神戸駅 デュオこうべ(デュオドーム)にて「シルバーフェスティバル」を開催致しました。(開始12:00~終了15:30) コロナ禍の中、県内9センターの職員及び会員50名以上の参加をいただき、感染対策を徹底し、当日は各ブース共、大勢の市民の方々にご来場いただきました。
各センターの出展ブースでは、会員による手作りアクセサリー、ポーチなどの小物から衣類、また手作りジャムやレトルト食品、お米など、多くの方に購入いただきました。
そして、購入者の方々には空くじなしの抽選会で、徳永ゆうき特製バッグ、養父市特産 温石米など、豪華賞品をプレゼントさせていただきました。 (当日の購入者約250名、売上金額約30万円)
また、物品販売の合間には、歌手活動の他、昨年のNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』、フジテレビ バラエティー『千鳥の鬼レンチャン』など多数の番組に出演されている、当協会イメージキャラクターの徳永ゆうきさんによるステージショーが行われ、素晴らしい歌声と楽しいトークで会場を大いに盛り上げていただきました。
参加いただいた各センターのご協力のおかげでこのイベントが盛り上がり、シルバー人材センターの活動を多くの方へ大きくアピールすることができました。心よりお礼申し上げます。
高齢者活躍人材確保育成事業とは、会員の就業を促進するため 60 歳以上のシルバー人材センター会員を育成する事業です。兵庫県シルバー人材センター協会は、地域の高年齢者が人手不足の分野にて就業するにあたり、必要な知識及び技能を付与することを目的として技能講習を企画・運営しています。一人でも多くの高年齢者の活躍の場を確保して、臨時的かつ短期的、または軽易な業務に係る就業の支援を行います。今年度は、県内各地で 12 種類の「技能講習」と 4 種類の「就業体験」を計画、実施しています。
令和4年度の計画と実績
実績(11月末時点) | 年間計画 | |
技能講習の回数 | 44回 | 56回 |
技能講習受講生合計 |
483人 | 565人 |
就業体験の回数 |
4回 | 4回 |
就業体験受講生合計 |
12人 | 12人 |
受講生からの声
刈払機/猪名川町(5月) |
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細部にわたって説明いただき、理解できました。 |
今まで見ていたのと実践ではかなり違うところがあり、大変参考になりました。 |
スマートフォン活用/三田市(6月) |
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丁寧にやさしくご指導いただき大満足です。 |
新しい事がずいぶんわかりました。 |
ハウスクリーニング/西宮(7月) |
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基本がわかれば自信をもってできると思います。できることの幅が広がりました。 |
シルバーでの仕事に役立てたいです。仕事のレベルアップに役立ち、楽しく仕事ができます。 |
介護&生活支援/西脇市(7月) |
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先生の経験に基づく実務のお話が、とても面白く参考になりました。 |
歳を重ねても人の役に立つ仕事ができると思いました。 |
剪定/宍粟市(9月) |
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初心者でも良く理解できる説明でした。 |
剪定の仕事があれば役立つと思います。松の木の剪定を教えていただけてよかったです。 |
すてきライフプラン(生前整理)/加西市(9月) |
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時間は長かったが知りたい内容が多かったのでよかったです。自分の為にも人の為にも参考になります。 |
心の整理がつかなかったが、背中を押された感じ。生き活をしていきます。傾聴できる人になります。 |
女性限定「ときめくお洒落」/養父市(10月) |
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メイクをすることによって前向きになれて、マナーを身につけることで相手の印象がよくなると思います。 |
思いやりの心、マナー、所作等、今後の就労に大いに役立つと思います。 |
令和4年10月末現在の請負事故及び派遣事故の状況です。
相変わらず転倒・転落事故が多くなっております。階段や段差、障害物、水で濡れている所には特に注意が必要です。慌てず慎重に行動してください。
請負事故(令和4年10月末現在)
就業中
就業途上
派遣事故(令和4年10月末現在)
就業中
就業途上
フレイルとは、医学用語である「frailty(フレイルティー)」の日本語訳で、病気ではないけれど、年齢とともに、筋力や心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい、健康と要介護の間の虚弱な状態のことです。
フレイルであることに早めに気付き、フレイル対策の3つの柱である栄養(食・口腔)、運動、社会参加に取り組めば、元の状態に戻ることもできます。
事故につながらないよう、日頃からフレイル対策にも気を付けていきましょう!
無事故メッセージリレー ~県内センターを安全のバトンでつなぐ~ |
豊岡市シルバー人材センターの「無事故」への取り組み
公益社団法人 豊岡市シルバー人材センター常務理事兼事務局長 池口 直樹
当センターでは、「気を抜くな!!慣れと油断が事故を呼ぶ」を令和2年度~4年度の安全就業スローガンとして、シルバーの基本「安全就業」に向けて事故ゼロを目指した活動を進めています。しかしながら、他のセンターと比べて目新しい活動は何もやっていません。基本的なことばかりですが、ご紹介いたします。 まず、安全に対する取り組みですが年2回の安全委員会を開催し、安全パトロールなどの事故防止の為の計画を決めております。 安全パトロールについては、事業所ごとに毎年7月~10月に事故率の高い、剪定や除草作業を中心に安全委員が巡回し、保護具・服装・安全措置等をチェックし、改善すべき点がある場合は、その場で注意を行なっています。 事故発生時には、再発防止の為、安全委員による事業所単位または作業班で原因究明と安全教育を行なっています。 また、事故の内容を共有するために、配分金通知に同封する「事務局からのお知らせ」により全会員に周知しています。 安全意識と技術向上の為、草刈作業、救急救命講習会、運転業務に就業する会員を中心に地元警察、自動車教習所の協力により交通安全講習会を開催しています。 今後、屋外作業会員の高齢化による作業効率の低下、加齢による動作の鈍化による事故の増加が予測されます。作業前の点検をより強化し、事故防止に努めてまいります。
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神戸市シルバー人材センターは、昭和57年に設立され、このたび40周年を迎えることができました.
これもひとえに、様々な場面において、多方面から支えていただいた、兵庫県・神戸市をはじめとする関係機関のご指導とご支援、市民の皆様や民間企業などのご理解とご協力、会員の皆さまの積極的な事業への参画があったからこそと考えており、役職員一同厚く御礼申しあげます。
コロナ禍の今、先行きの見通しは決して楽観できるものではありませんが、これまでの40年で培ってきた経験を生かすためにも、会員の拡大に努めるとともに、幅広い分野で会員の皆様に活躍の場を提供できるよう努めてまいります。
また、ますます少子高齢化が進展し、70歳までの就業機会の確保が求められるなど、継続雇用が一層定着していく社会情勢の中で、様々な変化にも対応可能な柔軟で活力あるシルバー人材センターとして成長するため、これからも努力を重ねてまいります。
引続き、兵庫県シルバー人材センター協会をはじめ兵庫県内各センターの皆様におかれましては、一層のご指導、ご鞭撻のほどお願い申しあげます。
公益社団法人相生・上郡広域シルバー人材センターは、昭和56年に設立され、このたび40周年を迎えることができました。
これもひとえに、行政の方々をはじめ、地域の皆様に支えられ、また、先輩諸氏の活躍と弛まぬ努力の賜物であり、心より皆様のご尽力に感謝申し上げます。
最近10年の間は、平成24年に公益社団法人への移行、平成28年には相生事務所ワークプラザの竣工と落成式の挙行をしました。また、東日本大震災の余波、毎年のように見舞われる自然災害、コロナ禍への未知への恐怖など大きな社会環境の変化の中でのシルバー事業の推進でもあり、当センターが大きく変わった10年でもありました。
人生100年時代を迎えた今、高齢者の日常生活に密着した就業機会を提供し、居場所と出番を提供するシルバー人材センターの役割は益々重要になっていくと思われます。
当センターも、設立50年に向けて、「自主・自立・共働・共助」の基本理念の下、会員役職員一丸となってシルバー事業の推進に邁進する所存でございます。
今後とも、兵庫県シルバー人材センター協会をはじめ、関係各位の皆様方におかれましては、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
加古川市シルバー人材センターは、この度設立40周年を迎えることができました。
これも偏に会員の皆様の日々のご尽力も然る事乍ら、加古川市をはじめとする関係機関や団体、また事業所や地域の皆様方のご支援とご指導の賜物であり、深く感謝を申し上げる次第でございます。
当センターはこの40年間で順調に成長してまいりましたが、高齢者を取り巻く雇用環境は事業所における70歳までの就業機会確保が求められるなど40年前とは大きく変わりつつあります。当センターとしましても、人生100年時代への対応を図って参る必要があると存じております。しかしどのような時代であっても「自主・自立、共働・共助」の基本理念のもとに高齢者が生き生きと活躍できる場を確保し、生き生きとした街をつくるというシルバー人材センターの使命は不変です。新型コロナウイルス感染症の世界的流行や世界情勢の不安定化など厳しい状況ですが、この使命を果たすべくさらに努力を続けて参る所存でございます。
結びになりましたが、兵庫県シルバー人材センター協会をはじめ県下各センターの皆様にはどうか今後とも変わらぬご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
川西市シルバー人材センターは、昭和56年11月に設立されました。設立以来、様々な社会の変化を乗り越え、令和3年に設立40周年を迎えることができました。
これもひとえに、事業者の皆様をはじめ、行政など関係機関の皆様の温かいご支援・ご協力の賜物と心より感謝申し上げます。
昨今は、新型コロナウイルスを機に働き方の改革が一層進み、また人々の価値観が多様化する中で、シルバー人材センターには時代に即した変革が求められています。センターの事業趣旨である「健康と生きがいの増進」に関しても、従来の就業紹介を基軸としたものだけでなく、会員活動を通して喜びや楽しみが感じられるよう、新たな内容での講習会などいろいろな点で改善に取り組み、会員数増加の形で少しずつ実を結びつつあるところです。
これからも、さらに魅力あるセンターへの転換を図るためにも、前例にとらわれない様々な新たな取り組みを進め、事業運営の充実に努めていく所存です。
今後とも、兵庫県シルバー人材センター協会をはじめ、各センターの皆様方におかれましては、一層のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
兵庫県シルバー人材センター協会では、県内の各センターを対象に毎年様々な研修会を実施しており、大きく分けて「階層別研修」と「分野別研修」の2種類となっています。
「階層別研修」は、「役員」、「事務局長」、「監事」など職員の階層・役職ごとに研修を行い、「分野別研修」は「安全就業」や「適正就業」などの事業ごとにセンターの担当者を対象とした研修会を行っています。
令和4年度の実施状況は以下のとおりです。
【階層別研修】
研修名 | 開催日 | 参加人数 |
役職員研修会 | 6月16日(木) |
56名 |
新任役員・事務局長研修会 | 7月29日(金) | 31名 |
役員研修会 | 12月2日(金) |
37名 |
【分野別研修】
研修名 | 開催日 | 参加人数 |
安全・適正就業推進委員等研修会 | 6月2日(木) |
32名 |
シルバー派遣事業実務担当者研修会 |
12月16日(金) | 31名 |
第一種衛生管理者 川西市シルバー人材センター 福井 保弘 様 公益法人会計検定3級 伊丹市シルバー人材センター 古本 秀一 様
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是非、シルバー人材センター職員に対する資格取得補助制度を
ご利用ください‼
発行日:令和5年1月1日 発行:公益社団法人兵庫県シルバー人材センター協会
事務局住所:650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通 5-7-18 TEL:078-371-8012
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