令和2年
新年号
■ 新年のご挨拶 ■ 事業推進大会 ■ 設立30年を迎えたセンター ■ 広報のお知らせ
■ 安全・適正就業 ■ 高齢者への就業支援事業 ■ ひょうご生涯現役促進事業 ■ 研修会報告
新年明けましておめでとうございます。皆様にはご家族お揃いで清々しい新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は当協会の事業運営に、格別のご理解ご協力をいただき厚くお礼申し上げます。
元号が改まって令和になって初めてのお正月です。日本国内において、平成の時代は震災、台風、風水害に多くの方々が被害に遭われ、大きな災害が目立った時代でありました。反面、明治以降初めて戦争のない平和な時代でもあり、総じて良い時代であったと思います。新しい令和の時代が引き続き平和で豊かな時代であることを願うところです。
今年の干支は「庚子」東洋政治哲学者の安岡正篤氏の解説によりますと、「庚」は継承、継続、償う、更新という意味がある。つまり、前年からのものを断絶することなく継続して、いろいろの罪・汚れを払い清めて償うとともに、思い切って更新していかなければならぬということで、「子」は増える、しげるという意味で、継続して行くべきものは継続しながら、改革も大いに進めていくことで、すべてが盛んになるとあります。これはいつの時代においても心得なければいけないことで、基本に返ってしっかりやりなさいということでしょう。
さて、兵庫県全体の上半期(令和元年4~9月)の成績は、契約金額は総額で102億2,580万円になり、昨年同期比で101.3%、請負は92億2,631万円で100.6%、派遣事業は7億9,946万円で110.2%、会員数は44,941人で98.9%となっております。派遣事業は順調に伸びておりますが、会員数が減少気味なのはどこのセンターも共通の悩みとなっております。人手不足に起因して、さらに定年延長が考えられ新規会員の獲得がますます困難になっています。兵庫県全体での粗入会率(60才以上の人口における会員数の比率)は2.3%となっており、シルバー人材センターを周知することでまだまだ増強の余地があります。当協会でもテレビコマーシャルや新聞広告などの普及啓発活動をしているところです。
生涯現役として、いつまでも元気に働くことで、地域にとってなくてはならない存在を目指すべく、情報発信を始め、各センターの要望に沿うよう後方支援を行っていく覚悟です。 今年は実に56年ぶりに東京オリンピックが開催されます。日本中が大いに賑わうことでしょう。今年が会員各位また関係者の皆様にとって、楽しく素晴らしい年になることをこころから祈念申し上げ新春のご挨拶といたします。
会長 | 髙島 隆三郎 | (公社)姫路市シルバー人材センター |
副会長 | 木本 𠀋志 | (公社)宝塚市シルバー人材センター |
副会長 | 西臺 利正 | (公社)三木市シルバー人材センター |
理事 | 髙須 昭典 | (公財)神戸いきいき勤労財団 神戸市シルバー人材センター |
理事 | 岩田 強 | (公社)尼崎市シルバー人材センター |
理事 | 神代 俊児 | (公社)洲本市シルバー人材センター |
理事 | 藤田 吉之 | (公社)小野市シルバー人材センター |
理事 | 清水 精一 | (公社)宍粟市シルバー人材センター |
理事 | 武部 正男 | (公社)丹波篠山市シルバー人材センター |
理事 | 小谷 耕作 | (公社)美方郡広域シルバー人材センター |
監事 | 大川 明 | (公社)伊丹市シルバー人材センター |
監事 | 樹梨 林三 | (公社)加東市シルバー人材センター |
令和新時代 復興の、その先へ
新年あけましておめでとうございます。
阪神・淡路大震災から間もなく25年を迎えます。この間、国内外の人々が驚くほ どの創造的復興をなしとげました。しかし、危機に陥った財政の建て直しに取り組まざるを得ないなど、苦難の連続でした。令和の時代の到来とともに、新たなステージへのスタートを切る環境が整いました。
25年の節目を機に改めて原点に立ち返り、震災の経験や教訓を忘れず、伝え、これを活かし、しっかりと備えていきます。
この安全安心の基盤の上に、2030年の展望の具体化を図り、すこやか兵庫づくりに取り組み、未来へのシナリオをしっかりと進めていきます。
第1は、安全安心な兵庫の構築。南海トラフ地震や風水害へ備え、安全な県土を築きます。2025年問題に対応するための在宅医療・介護体制の充実や地域医療の確保など、安心して暮らせる基盤をつくります。
第2は、地域の元気づくり。人口流出に歯止めをかけ、社会減を解消し、自然減を縮小する人口対策に取り組みます。次世代産業の創出を支援し、起業しやすい環境を整えます。農林水産業の基幹産業化も推進し、活力ある兵庫をつくります。
第3は、交流・環流の促進。五国の魅力を活かし、観光交流、スポーツツーリズムを推進し、交通インフラの整備を加速させます。三宮再整備や県庁舎の建替などまちの再生を急ぎます。
私たち兵庫は、震災という誰も経験したことのない試練を一丸となって乗り越えてきました。復興のその先の新たなステージでも、課題に対して果敢に挑み、ともに手を携え、すこやかな兵庫の実現をめざしましょう。
平成から令和へ 新たな時代に すこやか兵庫を めざし歩まん
新年あけましておめでとうございます。
兵庫県シルバー人材センター協会及び各センター会員の皆様方におかれましては、心穏やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、労働行政の推進につきまして、平素から多大なるご理解とご協力をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。
さて、景気については、通商問題の動向が世界経済に与える影響など、海外経済の動向や、金融資本市場の変動に留意する必要があるものの、県内の雇用情勢については、有効求人倍率が依然として高い水準で推移しております。
このような状況の下、兵庫労働局におきましては、昨年4月1日から順次施行されている働き方改革関連法の趣旨・内容の周知を図り、長時間労働の是正、雇用形態に関わらない公正な待遇の確保等に努めてまいります。そして、若者、女性、高齢者、障害のある方等、全ての方々が意欲と能力を十分に発揮し、安心して暮らすことのできる「一億総活躍社会」の実現に向けて、県内23のハローワークと11の労働基準監督署、そして労働局本局とが一体となり、魅力ある職場・働きやすい職場づくりを積極的に進めてまいります。
とりわけ高齢者に関しては、人生100年時代を迎え、働く意欲のある高齢者がその能力を十分に発揮し、年齢に関わりなく活躍できる場を準備することが、人口減少の中で潜在成長力を引き上げるためにも、官民挙げて取り組まなければならない国家的課題となっております。政府の「働き方改革実行計画」においては、高齢者の就業促進は重要であり、高齢者の働く機会は年功序列的な一律の処遇ではなく、成果を重視する評価・報酬体系を構築する必要があるとした上で、65歳以上の将来的な継続雇用年齢の引上げに向けた環境整備を進めていくとしております。
また、昨年6月に閣議決定された「成長戦略実行計画」では、70歳までの就業機会の確保を図りつつ、それぞれの特性に応じた活躍の機会を得るための選択肢を広げる必要があるとし、シルバー人材センターにおいては、女性会員の拡充を含めた機能強化を進めるとなっております。
年齢に関わりなく働き続けられる生涯現役社会の実現に向け、高齢者の多様なニーズに的確に応え、地域社会に密着した仕事を提供することにより、高齢者の就業機会の増大を図り、活力ある地域社会づくりに寄与しているシルバー人材センター事業の役割は、今後ともますます重要になるものと考えられます。
貴協会及び各センターにおかれましては、事業の推進にあたり、さらなる力を発揮されるものと期待しております。
最後になりますが、貴協会及び会員の皆様方の益々のご健勝と、本年が明るい年となりますことを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
令和元年度兵庫県シルバー人材センター事業推進大会は10月30日(水)午後1時、設立25周年記念の式典にふさわしい快晴の中、幕を開けました。
令和初の開催となった今年は兵庫県の荒木副知事、兵庫労働局の畑中局長にもご臨席賜り、兵庫県知事表彰・感謝7名、団体1団体、役員、会員、職員の446名が表彰されました。
表彰式、安全「事故ゼロ運動」表彰・安全宣言につづき、センター活動事例発表では西宮市シルバー人材センターの会員から「会員増強への取り組みと今後の課題」について、兵庫県警察本部生活安全企画課の深見様に「特殊詐欺の被害防止対策について」ご講演いただき、特殊詐欺の高齢者の被害状況や具体的な手口、防犯のポイントについてお話いただきました。最後には防犯落語DVDの上映があり「他人にキャッシュカードの暗証番号を教えない」「一人で判断しない、身近な人に相談する」などの対策が紹介されました。
ホワイエでは13センターのシルバーの皆様のご協力のもと恒例の展示即売が行われ、令和元年5月に朝来市シルバー人材センターの特別会員となった、超スーパー地下アイドル“よさぶろう氏”の来場もあって賑わいを見せました。
公益社団法人豊岡市シルバー人材センター
理事長 小松義定
公益社団法人豊岡市シルバー人材センターは、昨年設立三十周年を迎えることができました。平成元年に設立し令和元年にこの節目を迎えることに感慨深いものがあります。
これもひとえに、行政をはじめ、シルバー関係の皆様のお力添えと、会員の皆様の地道な活動が地域社会の理解を得るに至った結果であると改めて感謝を申し上げる次第です。
設立以来、今日まで順風満帆の道程ではありませんでしたが、不充分ながらも「高齢者の能力を生かした活力ある地域社会づくり」に貢献してきたものと手応えを感じているところであります。
しかしながら、今、シルバー人材センターを取り巻く環境は厳しく今こそ過去の教訓に学び初心に帰って慎重に歩みを進める気構えが大切かと思われます。
すなわち、改めてシルバー設立の基本理念にたち返り、会員、役職員のノウハウを結集して新しい時代にふさわしい組織づくりを目指しているところです。
今後とも「兵庫県シルバー人材センター協会」をはじめ、各センター様のご指導をお願い申し上げます。
令和元年10月26日(土)・27日(日)の2日間、県立三木総合防災公園で“ふれあいフェスティバル in 北播磨”が開催されました。1日目は少し雲が多い天気でしたが、2日目は気温もぐんぐん上がり汗ばむ陽気となりました。
ステージでは吹奏楽、ダンスなど様々なイベントが披露され、出演者の皆様の日頃の成果が十分発揮されていました。また、芝生広場では、ご当地グルメが集結し、たくさんの方が“食べ歩き”のひとときを楽しんでおられました。
シルバー人材センターからは三田市シルバー人材センターが竹製品と新鮮野菜の即売、地元三木市シルバー人材センターが刃物研ぎの出展をして、たくさんの方々にシルバー人材センターを知っていただくことができました。
朝早くからご参加いただいた各シルバー人材センターのみなさま、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
【10.26 三田市シルバー人材センター 竹製品と新鮮野菜の即売】
【10.27 三木市シルバー人材センター 刃物研ぎ】
令和元年10月27日(日)に神戸バーバーランド高浜岸壁で「第24回ラジオ関西祭り2019」が開催され、晴天の中、約4万人の来場者が集まりました。(公社)兵庫県シルバー人材センター協会も事業課のメンバーでブース出展しました。設置したブース内ではシルバー人材センターの紹介パネルを掲示し、来場者には無料の抽選会を行いました。用意した1,400個の景品が午後2時過ぎには無くなるほどの盛況となりました。
【ラジオ関西祭り】 会場の様子
(公社)兵庫県シルバー人材センター協会では、60歳以上の健康で働く意欲がある方に、地元のシルバー人材センターへ入会を勧める広報を「サンテレビ」と「ラジオ関西」で放送中です。是非、ご視聴下さい。
【サンテレビCM】
放送番組 韓国ドラマ・時代劇・ゴルフ・釣り番組等 15本/月
放送期間 令和2年3月まで
放送CM 2本(かがやき編、インタビュー編 各15秒)
【ラジオ関西CM】
放送番組 ① 毎週土曜日 午前8時の時報提供
② 情報生番組 平日朝夕各1本/日
放送期間 令和2年3月まで
シルバー人材センターへ入会を勧める広報(シネアド)を行うことになりました。詳細は以下の通りです。 *シネアドとは映画館・シネコン(複合型映画館)等で本編上映前に流れる広告CMです。
・対象映画;「男はつらいよ お帰り寅さん」
・放映時期;令和元年12月27日~令和2年1月9日までの2週間
・対象映画館;OSシネマズ神戸ハーバーランド、
109シネマズHAT神戸、MOVIXあまがさき、
TOHOシネマズ伊丹、TOHOシネマズOS西宮、
イオンシネマ明石、アースシネマズ姫路の7劇場各1スクリーン
・使用CM;サンテレビで制作した2本の15秒CM
兵シ協では「安全はすべてに優先する」という認識のもと、今年度も「事故ゼロ運動」を強化して実施するなど、積極的に、安全就業に対する意識の向上と事故防止を各センターに呼び掛けております。しかしながら、平成30年11月末における県下のシルバー人材センターの事故件数は、請負で39件(就業中27件、就業途上12件)、派遣で8件(就業中6件、就業途上2件)となっており、大幅に事故件数が増加した昨年度の合計件数64件(請負49件、派遣15件)を上回る結果となることが予測され、極めて憂慮すべき事態となっています。
また、今年度も重篤事故ゼロを目指して、安全就業に取り組んでいましたが、平成30年7月13日、加古郡広域シルバー人材センターの会員が就業中に転倒し骨折による合併症により死亡し、同年11月5日、姫路市シルバー人材センターの会員が草刈り作業中に斜面から転落し、頸椎損傷により死亡するという重篤事故が発生しました。
シルバー派遣事業においても、同年9月6日、中播広域シルバー人材センターの会員が山林の地籍調査の作業中に50メートル下の沢に滑落し、死亡するという重篤事故が発生しました。
各センターにおかれましては、年度末まで気を緩めることなく安全就業対策に取り組んでいただき、会員の皆様にもさまざまな機会において呼び掛けていただきたいと思います。
要因 |
請負事故 |
派遣事故 | |||||||
令和元年 10月末現在 (10日以上の入院) |
対前年度比較 |
令和元年 10月末現在 |
対前年度比較 | ||||||
件数 |
うち 重篤 |
件数 |
うち 重篤 |
件数 |
うち 重篤 |
件数 |
うち 重篤 |
||
就業中 | 剪定・草刈作業中の墜落、転落等 | 8 | 0 | -11 | -1 | 4 | 0 | 1 | -1 |
挟まれ、巻き込まれ、切れ、こすれ | 0 | 0 | -5 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | |
配送及び作業中の交通事故 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
物の飛来、落下による負傷 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
無理な体勢での作業等(筋断裂等) | 0 | 0 | -1 | 0 | 0 | 0 | -1 | 0 | |
その他 | 6 | 0 | 5 | 0 | 4 | 0 | 4 | 0 | |
小計 | 14 | 0 | -12 | -1 | 10 | 0 | 5 | -1 | |
就業途上 | 徒歩 | 0 | 0 | -1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
自転車 | 5 | 0 | -1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
バイク | 1 | 0 | -3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
車(乗用車・軽トラック) | 0 | 0 | -1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
転倒(階段など) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
小計 | 6 | 0 | -6 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | |
合計 | 20 | 0 | -18 | -1 | 12 | 0 | 5 | -1 |
警察庁の統計によると、2018年の兵庫県の交通事故発生件数は24,667件で全国7番目、交通事故死者数は152人で全国5番目の多さです。
また、兵庫県警の統計によると、2018年の高齢者(65歳以上)が関係する交通事故件数は8,386件で全事故の約34%、高齢者の死者数は90人で全事故の約59%となっています。
<運転時の注意点>
高齢ドライバー(65歳以上)の事故の約3割が出会い頭事故です。
また、出会い頭事故のうち約65%は信号のない交差点で発生しています。
「徐行」や「一時停止」による安全確認を心がけましょう!
<歩行中の注意点>
高齢者(65歳以上)の歩行中死者の約7割が夕暮れと夜間に交通事故に遭っています。
「安全確認」と「反射材」で身を守りましょう!反射材は交通事故防止に有効です。車のライトがついていても、ドライバーから歩行者が見えているとは限りません。
道路横断時の安全確認徹底に加えて、反射材を靴の側面やかかと、杖などに付け、自分の存在を車にアピールしましょう。
※損保協会のホームページには高齢者交通事故防止に関するチラシや動画を掲載しています。 http://www.sonpo.or.jp/news/publish/safety/traffic/senior/index.html
無事故メッセージリレー 県内センターを安全のバトンでつなぐ |
宝塚市シルバー人材センターの安全就業の取り組み
宝塚市シルバー人材センター 常務理事兼 事務局長 村上 淳一
当センターでは「安全はすべてに優先する」を合言葉に、安全委員会を中心にセンター組織を挙げて事故の抑止と安全意識の高揚を図り、毎年事故ゼロを目指して取り組んでいますが、残念ながらその達成には至っていないのが現状です。 事故ゼロを達成するため、会員一人ひとりの安全意識の高揚を図ることを目的に、様々な機会を捉え、安全就業に対する活動・情報提供を行っておりますので、ご紹介いたします。 昨年度の事故件数については、傷害事故が2件、損害事故が10件発生しており、損害事故のうち草刈中の飛石による事故が4件、自動車の運転操作ミスによる事故が2件と、この二つで過半数を占めています。それらの事故を1件でも減らすため、昨年度は飛散防止型チップソーの取扱いと自動車運転技量に関する講習会を開催いたしました。 まずは、飛散事故を減らすためにチップソー刃メーカーの方を講師に招き、刈払機の正しい取扱いと飛散防止型チップソーの取扱い方法を学ぶ講習会を開催しました。また、2年に一度は安全衛生教育に基づく刈払機の取扱い講習会を外部講師に委託するかたちで開催しています。また、安全委員による安全巡回指導では、刈払機を使用する現場を重点的に訪れ、作業中の看板設置や飛散防止策が講じられているか等を点検し、不十分であると判断した際にはその場で是正指導を行い、安全意識の高揚に努めています。 次に、自動車運転の技量向上については、民間の自動車教習所へ講習依頼するかたちで「自動車運転者交通安全講習会」を開催し、センター車両を運転している会員にご参加頂き、路上教習及びビデオ教習を通じて、安全運転への意識向上に努めました。 さらに、全会員に当センターの会報誌を通じて、事故内容に併せた再発防止策や、安全委員会による「安全宣言」の提言、健康維持に関する記事等を掲載しています。また、夏季シーズン前には書面による熱中症対策への注意喚起を実施しています。 今回、当センターの安全就業への取組みをご紹介いたしましたが、事故ゼロを達成するための安全対策に終わりはありません。今後とも安全委員会を中心に、センター組織全体で安全対策を実践し、事故ゼロを目指して取組んで参ります。 |
高齢者活躍人材確保育成事業とは、人手不足分野や現役世代を支える分野での就業を促進するため、60歳以上のシルバー人材センターの新規会員を育成する事業です。 今年度は、県内各地で9種類の「技能講習」と7種類の「就業体験・職場見学」を計画・実施しています。
令和元年度の計画と実績
実績(10月末時点) | 年間計画 | |
技能講習の回数 | 22回 | 35回 |
技能講習時間数合計 |
203人 | 380人 |
就業体験・職場見学の回数 |
10回 | 21回 |
就業体験・職場見学定員数合計 |
26人 | 63人 |
受講生からの声
保育補助支援 講習(神戸市・6月開催) |
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1週間にわたる大変役に立つ講習に参加させて頂きありがとうございました。子ども達との遊び方を色々教えて頂き、役に立ちました。(Mさん) |
素晴らしい講師のお話しに引き込まれ楽しく、リラックスして受講出来ました。とても元気を貰いました。ありがとうございました。(Kさん) |
講習内容は非常に分かり易く子どもの目線に立つことの意味を知ることが出来ました。この経験を生かせるチャンスがあれば、是非チャレンジしてみたいと思います。(Tさん) |
清掃スタッフ 就業体験(芦屋市・9月開催) |
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今回の体験は、具体的で分かり易くとても為になりました。講師も丁寧で良かったと思います。ありがとうございました。(Yさん) |
今後、シルバーで働くことで自分自身が成長したいと思っています。(Kさん) |
兵庫県では、今後の労働力人口の減少と現在の企業の人手不足への対策として、高齢者が就労しやすい環境を整備することで高齢者の就労促進を図るため、「ひょうご生涯現役促進事業」を実施しています。
兵庫県シルバー人材センター協会は、「兵庫県生涯現役促進地域連携事業協議会(※)」に参加しており、県下の県民局・県民センター9か所及びシルバー人材センター8か所に「高齢者就労相談窓口」を設置しています。
また、ハローワーク等と連携し、県下各地で「シニア就職面接会」を開催するのに併せて高齢者就労相談出張窓口や、シルバー人材センターの相談ブースを設置しています。(本年度開催実績:朝来市、豊岡市、姫路市、神戸市、尼崎市)
高齢者就労相談実績(令和元年10月末現在)
県民局・県民センター | 319件(26件) |
シルバー人材センター | 570件(193件) |
合計 | 889件(219件) |
※( )内は、相談後就職した件数
【シニア就職面接会】 11.19(神戸会場)
兵庫県シルバー人材センター協会では、県内の各センターを対象に毎年様々な研修会を実施しております。
研修については、大きく分けて2つの種類の研修会を実施しており、具体的には「階層別研修」と「分野別研修」の2種類です。
「階層別研修」は、「役員」、「事務局長」、「中堅」など職員の階層ごとに研修を行っています。
また、「分野別研修」は「安全・適正就業事業」や「ひょうご生涯現役促進事業」などそれぞれの事業に特 した研修会を行っています。
令和元年度の実施状況は以下のとおりです。
【階層別研修】
研修名 | 開催日 | 参加人数 |
役職員研修会(総会後) | 6月13日(木) | 130名 |
監事研修会 |
7月23日(火) | 41名 |
新任役員・事務局長研修会 | 7月25日(木) | 73名 |
役員研修会 | 12月5日(木) | 64名 |
【分野別研修】
研修名 | 開催日 | 参加人数 |
安全・適正就業推進員等研修会 | 7月26日(金) | 51名 |
適正就業推進研修会 | 11月15日(金) | 74名 |
発行日:令和2年1月1日 発行:公益社団法人兵庫県シルバー人材センター協会
事務局住所:650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通 5-7-18 TEL:078-371-8012