令和3年

 

春号


兵庫労働局と兵庫県産業労働部の人事異動

兵庫労働局

 職業安定部長 藤井 剛

 職業対策課長 福田 健一

 

兵庫県産業労働部

 産業労働部長 竹村 英樹

 政策労働局労政福祉課長 團野 礼子

 政策労働局雇用就業室長 平野 謙

県内センターの人事異動

新事務局長紹介

 神戸市シルバー人材センター    佐久間 泰次

 尼崎市シルバー人材センター    正木 伸幸

 明石市シルバー人材センター    立岩 弘

 洲本市シルバー人材センター    毛笠 俊明

 西脇・多可シルバー人材センター  細川 喜美博

 宝塚市シルバー人材センター    塩﨑 美和子

 小野市シルバー人材センター    松井 孝

 宍粟市シルバー人材センター    田村 純司

 佐用町シルバー人材センター    安藤 文裕

PDCAサイクルによる目標管理等について

 シルバー人材センター事業における最重要課題である「会員の拡大」及び「就業機会の拡大」については、全シ協にて平成26年度から「PDCAサイクルによる目標管理」により、取り組みを実施しています。

 兵庫県においても、兵シ協の中長期計画数値目標を目標値として、各センターに毎年度取り組みを実施していただいておりましたが、昨年の新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、実績については中長期計画数値目標と大きくかけ離れてしまっている状況にあります。

 そこで、令和3年度については、達成できるような数値目標を各センターに設定していただき、それに基づいた目標管理を、センターと兵シ協とで協力しながら行うことが決まりました。

 令和3年3月に各センターより令和3年度の数値目標をご提出いただきました。それに基づき、4月に兵シ協職員が各センターを訪問し、目標値や実施計画についてヒアリングを行いました。各センターが実施している効果的な取組については、別途情報提供させていただく予定です。

安全衛生・適正就業への取組み

令和2年度の事故発生状況と高齢会員の事故防止対策

1.高齢会員の死亡事故

 令和2年度の請負事故は244件と元年度の281件と比べて37件の減少、派遣事故は元年度と同数の19件となっています。ただ死亡事故が5件発生しており、この5年間で最も多くなっています。

 この中には、就業中及び就業途上での車、バイク、自転車による交通事故が3件含まれており、80歳代、90歳代といった高齢会員の事故となっています。

 

2.兵庫県下の高齢者の交通事故

 令和2年中に、兵庫県内で発生した人身事故件数は17,352件(前年対比-5,544件)、傷者数は20,489人(-7,012人)、死者数は110人(前年対比-28人)と減少しました。このうち、高齢者の死者数は65人(前年対比-11人)で全死者の59.1%を占めています。

(兵庫県企画県民部県民生活局交通安全室より)

 

3.高齢会員の交通事故防止対策

 こうした状況を受け、特に高齢会員の交通事故防止に向けた対策を早急に検討することが必要と思われます。

(1) 兵庫県高齢運転者事故防止対策事業補助金の活用

 アクセルとブレーキの踏み間違い時の事故を抑止するため、安全装置の購入・設置に係る費用の一部を補助します。

   対象者:① 兵庫県内に在住で、年度内に75歳以上となる方

       ② 自動車を運転できる有効期限内の運転免許証を保有する方

       ③ 暴力団員等でない方

   補助額:22,000円(購入及び設置費用が22,000円を下回る場合はその額)

   問い合わせ先:兵庫県交通安全室(078-362-9072)

(2) 安全対策の啓発等

 ① 運転を伴う業務に年齢制限を設ける。

 ② 地元警察署等と連携した交通安全講習会の開催(講演、啓発DVD鑑賞)

 ③「安全就業ニュース(全シ協)」、「交通安全だより(県交通安全室)」などの周知・徹底

 ④ その他自治体等が実施している研修会・講習会などの情報提供・参加奨励

健康づくり

 医療技術の進歩、生活水準の向上等により長寿国となった一方で、生活習慣病が増加するなど、疾病構造が大きく変化してきました。加えて、昨今の新型コロナウイルス感染拡大により、健康はもとより日常生活にまで大きな影響が出ているところです。 だれもが心も体も健康で日々穏やかに暮らしたいと願うところです。

 そこで、今回は兵庫県が策定した「ひょうご健康づくり県民行動指標」などを参考に健康づくりに関する情報を提供します。

1.食生活・身体行動

(1) 早食いはやめよう

 我々が食物を摂取すると血糖値が上昇し、脳にある満腹中枢がそれを感知し、「もう食べなくてよい」という指令を出します。 ところが、この指令が出るまでに15分ほどかかります。早食いの場合は、その前にたくさん食べてしまうというわけです。 また、早食いで急激に血糖値が上昇すると、血糖を下げる「インスリン」というホルモンの過剰分泌につながり、脂肪の合成が促進され、糖の代謝が悪くなってしまうのです。

 

(2) インスタント麺は汁を残す

 1日食塩摂取量の目標は男性 7.5g 女性 6.5g。汁まで飲むと1品で1日分の目標量に近い食塩を摂ってしまいます。汁は飲まないようにすると、2~3gの減塩が可能。一緒に油や食品添加物も減らせます。 減塩の商品もあるので、一度、試してみては。

 

(3) 階段は最も優れたトレーニングマシーン

 階段は利用者の使い方によってエネルギー消費量を増す運動、持久力、筋力、瞬発力、平衡性や敏捷性を高める運動にも変化する無料の万能トレーニングマシーンです。 ※上り階段のエネルギー消費量は普通歩行の2倍以上!

2.こころの健康づくり

(1) 自分にあったリラクゼーションと睡眠

 こころが元気でいるためには、日頃のセルフケアが大事です。

 夜型生活は見直し、早めに床に入りましょう。

 

(2) ストレスチェックでこころの不調に早めに気づく

 こころの不健康はからだにも影響が。食欲減退、疲れやすい、集中力が保てないことがあれば、こころが消耗しているのかも。


 

【あなたのストレスをチェック】

下の(1)〜(6)の問いに対して、「まったくない」0点、「少しだけ」1点、「ときどき」2点、「たいてい」3点、「いつも」4点で合計点数を出します。10点以上であれば、こころの不安が大きいようです。(厚生労働省ホームページより)

 

過去1ヶ月の間にどれくらいの頻度で次のことがありましたか。

(1)神経過敏に感じましたか

(2)絶望的だと感じましたか

(3)そわそわ、落ち着かなく感じましたか

(4)気分が沈み込んで、何が起こっても気が晴れないように感じましたか

(5)何をするのも骨折りだと感じましたか

(6)自分は価値のない人間だと感じましたか

 

(3) 悩みや不安があるときはまずは誰かに相談を

 悩みがあり、心が苦しいときは、口に出せば気持ちが楽になるものです。

 身近な家族や友人にこころの内を聞いてもらいましょう。

 専門家に相談したいときは、市町や県健康福祉事務所でこころのケア相談を実施しています。

 また、夜間休日は「兵庫県いのちとこころのサポートダイヤル」を開設しています。

 【電話番号】078-382-3566

 【開設時間】月曜~金曜:18時~翌8時30分/土曜・日曜・祝日:24時間

 

3.コロナフレイルに注意

 コロナ禍で高齢者が自宅に閉じこもって、外出や社会活動などを過度に控えた結果、身体や認知機能が衰えて介護を必要とする一歩手前の状態「フレイル」に陥る高齢者が増えることが懸念されます。

 こうした中、兵庫県は、楽しみながらフレイル予防法を学べる「かるた」を作成し、兵庫県のホームページから自由にダウンロードできるようにしています。 

 フレイル予防かるたダウンロード

【問い合わせ先:兵庫県健康福祉部健康局健康増進課 078-362-3249(直通)】

 

【 かるたの一例 】

 

「た」の読み札は

「たいじゅうが きゅうにへったら あかしんごう」

 

体重が短期間で大きく減った場合には「フレイル」のおそれがあると伝えています。

 


 

「ま」の読み札は

「まだまにあう きょうからきんとれ てんとうよぼう」

 

筋力トレーニングなど少しでも体を動かすよう呼びかけています。


令和2年度の事業実績(速報値)

 令和2年度の県内シルバー人材センターの事業実績(全体)は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、会員数43,034人(対前年比0.4%減)、契約金額18,035,578,606円(対前年比7.6%減)、就業延人員3,768,449人日(対前年比8.5%減)となり、すべての数値が昨年度を下回る結果となりました。

 過去5年間で見ても最も低い数値となっております。(下図参照)

 

 実績の内訳を見ますと、請負では対前年比で契約金額10.3%減、就業延人員11.3%減といずれも昨年度より大きく減少しております。一方、派遣では対前年度比で契約金額19.1%増、就業延人員23.7%増と、伸び率は緩やかになったものの増加しております。

これらの要因としては、やはり新型コロナウイルスの感染拡大による2度の緊急事態宣言の発出などが大きく影響しており、令和2年度の県内すべてのシルバー事業を取り巻く状況は非常に厳しいものとなりました。

 

会員数(人)

契約金額(千円)

就業延人員

高齢者活躍人材確保育成事業

 高齢者活躍人材確保育成事業とは、人手不足分野や現役世代を支える分野での就業を促進するため、60歳以上のシルバーの新規会員を育成する事業です。 高齢化や労働力人口の減少が進行する中、人手不足分野や現役世代を支える分野での高齢者の就業促進は、下記・3つの課題のために重要です。

 ① 高齢者の生活の安定、生きがいの向上、健康の維持・増進

 ② 企業の人手不足の解消

 ③ 地域社会・経済の維持・発展等

 兵庫県シルバー人材センター協会は、地域の高年齢者が人手不足の分野にて、就業するにあたり、必要な知識及び技能を付与することを目的として技能講習を企画・運営し、一人でも多くの高年齢者の活躍の場を確保し、臨時的かつ短期的、または軽易な業務に係る就業を支援します。

 

令和3年度、高齢者活躍人材育成事業の概要

技能講習の回数  56回
就業体験の回数  4回
技能講習&就業体験数合計  582人
技能講習&就業体験開催期間   令和3年4月~令和4年1月
技能講習&就業体験開催地域   兵庫県全域

日程・場所・講習期間等は兵シ協のホームページに掲載しています。

令和3年度 年間行事予定

 日程  行事名
 6月15日  令和3年度定時総会
 7月  新任役員・事務局長研修会
 7月  監事研修会
 7月  安全就業推進員等研修会
 9月  シルバー派遣事業実務担当者研修会
 10月26日  兵庫県シルバー人材センター事業推進大会
 11月  シルバーフェスティバル
 11月  職員研修会
 12月5日  役員研修会
 2月  キャリア・コンサルティング担当者研修会

発行日:令和3年6月1日

発行:公益社団法人兵庫県シルバー人材センター協会

住所:650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通 5-7-18 TEL:078-371-8012

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