令和4年

 

春号


兵庫労働局と兵庫県産業労働部の人事異動

兵庫労働局

 兵庫労働局長 鈴木 一光

 職業対策課長 小林 孝至

 

兵庫県産業労働部

 産業労働部次長     小林 拓哉

 政策労働局労政福祉課長 入江 浩子

県内センターの人事異動

新事務局長紹介

 猪名川町シルバー人材センター        堂本 朗

 加古川市シルバー人材センター        石見 安平

 三木市シルバー人材センター         吉田 浩之

 淡路市シルバー人材センター         石井 俊寛

 相生・上郡広域シルバー人材センター     大西 真悟

 たつの市・太子町広域シルバー人材センター  土井 誠

 芦屋市シルバー人材センター         三井 幸裕

SDGsの取り組み

1 持続可能な開発目標“SDGsエス・ディー・ジーズ”

 持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の別ウィンドウの後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。

 17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。(外務省HPより抜粋)

2 17のゴール

3 兵庫県シルバー人材センターにおけるSDGsの取り組み

 兵庫県シルバー人材センター協会は、県内のシルバー人材センターが行う高年齢者へのライフスタイルに合わせた臨時的かつ短期的又はその他の軽易な就業の提供や、ボランティア活動などを支援するとともに、県内における事業活動として、新しい就業分野の企画・開発、有料職業紹介事業や労働者派遣事業など、高年齢者の能力を生かした活力ある地域社会づくりにさまざまな事業を展開しています。

 こうした取り組みは持続可能な開発目標(SDGs)の理念と重なるものであり、今後とも様々な事業活動に取り組むことにより、SDGsの達成に貢献してまいります。

PDCAサイクルによる目標管理

 シルバー人材センター事業における最重要課題である「会員の拡大」及び「就業機会の拡大」の取り組みについて、昨年度より、「PDCAサイクルによる目標管理(兵庫県版)」として、達成できるような数値目標を各センターに設定していただき、それに基づいた目標管理をセンターと兵シ協とで協力しながら取り組んでおります。

 今年度も引き続いて取組みを実施しており、4月には兵シ協職員が各センターを訪問し、令和4年度目標値の設定や実施計画についてヒアリングを行いました。昨年度各センターが実施した効果的な取組については、別途情報提供させていただく予定です。

安全衛生・適正就業への取り組み

 安全就業は、何よりも優先すべきもので、これまでも「兵庫県シルバー人材センター事故ゼロ運動実施要領」等に基づき、安全就業対策を重点課題として取り組んでまいりました。

 その結果、派遣事故は就業人員が増加したことに伴い、事故も若干増えたものの、請負事故については3年連続で減少しています。

 なお、本年度からシルバー会員及びセンター職員の健康障害の防止、快適な職場環境の形成等の事項について調査審議し、安全衛生管理活動の円滑な推進を図り、安全・適正就業のさらなる推進を図ってまいります。


令和3年度の請負事故


令和3年度の派遣事故


健康で生きがいを持って働けるように  ~住民健診、コロナ対策、熱中症予防~

1 健康診断の重要性について

 高齢化社会が進み、生活習慣病や医療費の増加が大きな社会問題になっています。

 最近でもシルバー人材センターにおいて、仕事中に心筋梗塞、大動脈破裂など病気が原因で死亡されたケースがあります。

 こうしたことを未然に防止するためには、普段の健康管理が非常に重要になってきます。

 特に定期健康診断は病気の早期発見に有効ですが、兵庫県内では住民を対象とした特定健診の受診率は以下のとおり、30%前後と低いものとなっています。

 今後とも兵シ協とシルバー人材センターが連携・協力してシルバー会員が健康で生きがいを持って働けるよう取り組んでいきましょう。

 

【兵庫県内の特定健診受診率】 ※兵庫県福祉部国保医療課より

平成28年度  平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度
34.8% 35.4%

35.1%

34.1%

30.9%

※兵庫県福祉部国保医療課より

2 最新のコロナ関連情報について

 最近のコロナ感染状況ですが、2月をピークに減少はしているものの、下げ止まりの傾向が続いています。

 また、今年度に入ってからもシルバー会員等の感染者報告が17件あり、まだまだ油断ができない状況であることから、引き続きマスクの着用、こまめな手洗い・消毒、ワクチン接種など、感染防止対策に取り組んでいきましょう。

<新規感染者の推移 ※データ提供:JX通信社>

3 熱中症の予防について

 熱中症は暑熱(高温)環境下で起こる、体内の水分や電解質(ナトリウムやカリウムなど)の欠乏、高体温そのものによる臓器障害の総称です。

 これからの時期、シルバー会員が仕事中に熱中症になるケースが増えてきますので、こまめに水分と塩分の補給を行う、長時間高温化の中にいないなど熱中症にかからないよう、注意していきましょう。

令和3年度の事業実績(速報値)

 令和3年度の県内シルバー人材センターの事業実績(全体)は、新型コロナウイルス感染症の影響が長引き、会員数41,262人(対前年比4.1%減)、契約金額17,691,550,164円(対前年比1.9%減)、就業延人員3,697,150人日(対前年比1.9%減)となり、すべての数値が昨年度を下回る結果となりました。過去5年間で見ても最も低い数値となっております。(下図参照)

 

 実績の内訳を見ますと、請負では対前年比で契約金額2.8%減、就業延人員2.4%減といずれも昨年度より減少しております。一方、派遣では対前年度比で契約金額4.9%増、就業延人員2.6%増と、伸び率は緩やかになったものの増加しております。

 依然として新型コロナウイルスの感染拡大の影響が大きく、県内すべてのシルバー事業を取り巻く状況は非常に厳しいものとなりました。

会員数(人)

契約金額(千円)

就業延人員

高齢者活躍人材確保育成事業

 高齢者活躍人材確保育成事業とは、人手不足分野や現役世代を支える分野での就業を促進するため、60歳以上のシルバーの新規会員を育成する事業です。

 高齢化や労働力人口の減少が進行する中、人手不足分野や現役世代を支える分野での高齢者の就業促進は、下記・3つの課題のために重要です。

 ① 高齢者の生活の安定、生きがいの向上、健康の維持・増進

 ② 企業の人手不足の解消

 ③ 地域社会・経済の維持・発展等

 兵庫県シルバー人材センター協会は、地域の高年齢者が人手不足の分野にて就業するにあたり、必要な知識及び技能を付与することを目的として技能講習を企画・運営しています。一人でも多くの高年齢者の活躍の場を確保して、臨時的かつ短期的、または軽易な業務に係る就業の支援を行います。

 

令和4年度、高齢者活躍人材育成事業の概要

 技能講習の回数  56回
 就業体験の回数  4回
 技能講習&就業体験定員  577人
 技能講習&就業体験開催期間   令和4年4月~令和5年2月
 技能講習&就業体験開催地域   兵庫県全域

日程・場所・講習期間等は兵シ協のホームページに掲載しています。

令和4年度 年間行事予定

 日程  行事名
 6月2日  安全衛生・適正就業推進員等研修会
 6月16日  令和4年度定時総会
 6月16日  役職員研修会
 7月29日  新任役員・事務局長研修会
 9月3日  シルバーフェスティバル
 9月  シルバー派遣事業実務担当者研修会
 10月24日  兵庫県シルバー人材センター事業推進大会
 11月  適正就業推進研修会
 11月  職員研修会
 12月  役員研修会
 令和5年2月  キャリア・コンサルティング担当者研修会

発行日:令和4年6月1日

発行:公益社団法人兵庫県シルバー人材センター協会

住所:650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通 5-7-18 TEL:078-371-8012

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