令和4年

 

新年号


令和4年 新年会長挨拶

会長 髙島 隆三郎
会長 髙島 隆三郎

 明けましておめでとうございます。新型コロナウィルスが発生して丸2年が経過しました。ワクチン接種が進み、国民各位の3密対策、感染予防対策により、終息の兆しが見えるものの、海外の感染拡大の報道を見ますと、この先予断を許さない状態が続いています。この間、入会説明会や密集を伴うイベント類が軒並み中止に追い込まれ、会員拡大が思うままにならず、発注者からは人員削減や契約解除等で各センターが運営に苦慮されていることと思います。

 令和3年4月から施行された改正高年齢者雇用安定法では70歳までの就業機会の確保について、努力義務を設けられるなど、制度的にも会員の高齢化がより一層進むことが予想されています。こういった世の中の流れの中で、人々が家庭内で過ごす時間が増えたことで家事援助や、共働きが増えることで子育て支援、核家族化が進むに伴って空き家管理といった新しい需要が増えています。

 会員の男女の比率を考えますと約6:4でありますが、人口の男女別構成では60才以上の人口比率となると女性の割合が次第に高くなっています。女性会員が半数以上でも不思議ではないです。

 これからのシルバーの仕事の増加が予想され、その受け皿として女性会員の拡大が喫緊の課題です。女性部会の活性化によって女性が集まりやすい企画をして、増強に成功しておられるセンターが多数あります。女性会員が増えているところは、必ずと言っていいほど男性会員が増えるという相乗効果を生んでいます。

 兵シ協としても、会員拡大の応援メニューとして、「ときめくお洒落マナー」、「傾聴」、「ハウスクリーニング」といった講習会を企画しており、大いにご活用いただきたいと思います。会員増強、安全就業、空き家管理事業、新総合事業、放課後児童クラブ、その他独自事業等を積極的に取り組みたいと思われたら兵シ協にご相談ください。スタッフが成功事例を持ったセンターをご紹介いたします。県内のセンターがお互いに情報を交換するなど、協力し合いながら全体のレベルアップにつながることを願っています。

 また、長期の課題として、厚生労働省から示された「適正就業ガイドライン」の周知徹底を進めていかなければなりません。進めた結果、契約の解除、直雇いへの移行等により収益が圧迫される可能性があります。これも進め方についてお困りの場合は兵シ協までご相談ください。

 令和5年10月にインボイス制度が開始されます。その消費税負担をどういう形で軟着陸させるのかという課題もあります。そういう問題を含めて兵シ協として行政当局に対し、補助金の確保、インボイス制度等に対する適切な措置を要望しています。令和3年10月26日に自由民主党シルバー人材センター活性化議員連盟会長代行の参議院議員片山さつき氏が神戸に来られた際に全国に先駆けて要望書を手渡しました。同氏もシルバー事業に長く携わられた経験もあって、シルバーの活動の後押しを約束していただきました。私たちも明るいシルバー事業の未来に希望を持ちながら頑張って参りましょう。

 会長 髙島 隆三郎 (公社)姫路市シルバー人材センター
 副会長 岩田 強 (公社)尼崎市シルバー人材センター
 副会長 大西 一正 (一社)明石市シルバー人材センター
 専務理事 住本 昌彦 (公社)兵庫県シルバー人材センター協会
 理事 髙須 昭典 (公財)神戸いきいき勤労財団 神戸市シルバー人材センター
 理事 山中 健 (公社)芦屋市シルバー人材センター
 理事 安田 米次 (公社)南あわじ市シルバー人材センター
 理事 井髙 孝一 (公社)淡路市シルバー人材センター
 理事 藤本 純一 (公社)中播広域シルバー人材センター
 理事 竹口 健次 (公社)朝来市シルバー人材センター
 理事 小松 義定 (公社)豊岡市シルバー人材センター
 監事 小田 秀平 (公社)川西市シルバー人材センター
 監事 前田 秀典 (公社)加西市シルバー人材センター

令和4年 新春メッセージ

兵庫県知事 齋藤元彦
兵庫県知事 齋藤元彦

躍動する兵庫、コロナを乗り越え未来へ

 

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年も新型コロナが私たちの暮らしに大きな影響を及ぼしましたが、県民・事業 者・医療関係者の皆さんのご協力により、第5波を乗り越えることができました。

 しかし、感染再拡大のリスクは続きます。マスク着用、手洗い、「密」の回避など基本的な感染対策の徹底を引き続きお願いします。県としても、保健所や医療提供体制の強化、3回目のワクチン接種の推進など、対策に万全を期します。

 同時に、「ワクチン・検査パッケージ」等も活用しながら、飲食、旅行、イベントなど、社会経済活動との両立も図っていきます。

 

 さらに、今年はポストコロナ時代を見据えた取組を本格的に検討・推進する年 とします。

 その1つは、時代の潮流であるデジタル化やグリーン化の加速。デジタル技術を、働き方、教育、医療・介護、地場産業や農業など様々な分野で取り入れるとともに、再生可能エネルギーの導入拡大や水素の利活用などの地球温暖化対策に力を入れます。

 また、少子高齢・人口減少社会への対応や、頻発化・激甚化する自然災害への備え、交流と日常生活を支える道路ネットワークの整備など、すべての県民の皆様が安心して、育ち、働き、暮らし続けられる、だれも取り残さない兵庫づくりを進めます。

 大きなポテンシャルを持つベイエリアの活性化にも本腰を入れます。2025年大阪・関西万博は、兵庫に人・モノ・投資を呼び込む大きなチャンスです。更なる発展の起爆剤とすべく、ベイエリアプロジェクトの起動、万博の来場者を県内各地へ誘うフィールドパビリオンの具体化など、新たなチャレンジをしていきます。

 

 もとより、こうした取組は行政だけでできるものではありません。民間との連携をこれまで以上に広げていきます。また、私自身が県内各地で地域の皆さんと対話を重ね、地域の課題やニーズを新たな施策に繋げていく県民ボトムアップ型県政を推進します。

 

 「躍動する兵庫」の実現に向け、飛躍の一年としていく決意です。

 皆さんのご理解、ご支援をお願いします。

令和4年 年頭のあいさつ

兵庫労働局長 鈴木 一光
兵庫労働局長 鈴木 一光

 新年あけましておめでとうございます。

 兵庫県シルバー人材センター協会及び各センター会員の皆様方におかれましては、心穏やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 また、労働行政の推進につきまして、平素から多大なるご理解とご協力をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。

 さて、景気については、新型コロナウイルス感染症の影響がみられるものの、輸出や生産が牽引するもとで、全体としては持ち直しています。一方で県内の雇用情勢は、有効求人倍率が依然として1倍を下回っており、引き続き新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に注意する必要があります。

 このような情勢の下、兵庫労働局におきましては、雇用維持・労働移動等に向けた支援やデジタル化への対応をするとともに、若者、女性、高齢者、障害のある方等、全ての方々が意欲と能力を活かして活躍できる環境を整備するため、県内22のハローワークと11の労働基準監督署、そして労働局本局とが一体となり、魅力ある職場・誰もが働きやすい職場づくりを積極的に進めてまいります。

 とりわけ高齢者に関しては、少子高齢化が進展し人口が減少していく我が国において、経済社会の活力を維持するため、引き続き社会の担い手として活躍できる生涯現役社会を実現させることが、官民挙げて取り組まなければならない国家的な課題となっています。このことを踏まえ、昨年4月に改正高年齢者雇用安定法が施行され、70歳までの就業機会の確保を事業主の努力義務とすることとされました。また、令和3年度から令和7年度までの5年間を対象期間とした、「高年齢者等職業安定対策基本方針」では、高齢者の雇用・就業についての目標及び施策の基本的な考え方、事業主が行うべき諸条件の整備等に関する指針を示すことにより、高齢者の雇用の安定の確保、再就職の促進及び多様な就業機会の確保を図ることが定められております。

 高齢者は、他の年代の方と比べて多様な就業ニーズを持たれており、企業での雇用によらず、「生きがい」や「社会貢献」などを目的に自身のライフスタイルにあった働き方を希望されている方も少なくありません。多様化する高齢者の就業にかかる要望及び期待に的確に応えるため、地域社会に密着したシルバー人材センター事業は、今後ともますます重要になるものと考えます。

 人生100年時代を迎え、貴協会及び各センターにおかれましては、より多くの高齢者が活躍出来る場を創出し、地域ニーズに対応した魅力あるセンターとしてさらに展開されるものと期待しております。

 最後になりますが、貴協会及び会員の皆様方の益々のご健勝と、本年が明るい年となりますことを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。

シルバー人材センターの安定的な事業運営のための要望書交付式

 去る10月26日、会員拡大セミナーの会場に、神戸市長選の応援で神戸入りされていた自民党シルバー人材センター活性化議員連盟会長代行の片山さつき参議院議員と同連盟幹事の加田裕之参議院議員にお越しいただき、セミナー終了後に要望書の交付式を執り行いました。

 片山議員のご挨拶では、シルバー人材センター事業に対する想いや現在直面している課題などについて触れられ、シルバー人材センターのことを十分にご理解いただいていることに出席した兵シ協及び各センターの役職員は感銘を受けました。

 最後には、シルバー人材センターの安定的な事業運営、とりわけインボイス制度の課題解決に向けた力強いお言葉をいただき、会場全体が前向きな熱気に包まれた中、盛大に交付式は閉会となりました。

 兵庫県のシルバー人材センターとして、このような機会をいただけたことに感謝するとともに、課題解決に向け共に頑張っていきたいと改めて感じました。

高齢者活躍人材確保育成事業

 高齢者活躍人材確保育成事業とは、会員の就業を促進するため 60 歳以上のシルバー人材センター会員を育成する事業です。兵庫県シルバー人材センター協会は、地域の高年齢者が人手不足の分野にて就業するにあたり、必要な知識及び技能を付与することを目的として技能講習を企画・運営しています。一人でも多くの高年齢者の活躍の場を確保して、臨時的かつ短期的、または軽易な業務に係る就業の支援を行います。今年度は、県内各地で 12 種類の「技能講習」と 4 種類の「就業体験」を計画、実施しています。

令和3年度の計画と実績

  実績(11月末時点) 年間計画
技能講習の回数 45回 61回

技能講習受講生合計

568人 615人

就業体験の回数

3回 4回

就業体験受講生合計

5人 12人
女性限定 ときめくお洒落
女性限定 ときめくお洒落
剪定
剪定
ハウスクリーニング
ハウスクリーニング
スマートフォン活用
スマートフォン活用

受講生からの声

ときめくお洒落(メイク・マナー)/三木市
先生と生徒が一体になっての講習でよかったです。歳を忘れて若々しくなるように努力します。
何気なくやっていることに間違いが多く、基本的な礼儀を教えていただいてよかった。
就労することは人との関係なので、講習内容は大いに役立つと思う。

 

ときめくお洒落(メイク・マナー・清掃マイスター)/赤穂市
退屈する暇もなかったです。勉強するにはちょうどいい時間でした。

毎日の身近な生活に密着した講習内容だったので、とても役に立ちました。実践していきたいと思いました。

 

スマートフォン活用/丹波市

スマホをよくわからないまま使っていたので、今回たくさん知らない使い方を教えていただいた。

 

スマートフォン活用/伊丹市
わからない時はすぐに来てくださり対応していただいた。アプリの取り方を教えてもらって出来てよかった。

 

すてきライフプラン(終活・傾聴)/丹波市

こういう講習をどんどんやってほしいです。終活でなく、“生き”活をしたいと思っています。

 

すてきライフプラン(終活・傾聴)/三木市

現実的な内容で大いに参考になりました。これからのライフスタイルを考えていく上で役に立ちました。

シルバー人材センター イベント報告

ふれあいの祭典 ~ふれあいフェスティバル in 神戸~

 令和3年10月16日(土)・17日(日)の2日間、神戸市中央区の“メリケンパーク”で“ふれあいフェスティバル in 神戸”が開催されました。

 1日目は秋晴れで少し汗ばむ陽気でしたが、2日目は強風が吹き荒れ、みんなで協力してテントや出展商品が飛ばないよう大変な作業の中、シルバーパワーで乗り切りました。

 今年は神戸市シルバー人材センター、明石市シルバー人材センター、芦屋市シルバー人材センター及び三田市シルバー人材センターの4センターにご協力をいただき、手作り小物や新鮮野菜、手作りトマトジャムなどの販売をしていただきました。

 どの商品も幅広い年齢層に好評で、“このカバンかわいい!”とか、“トマトジャム?どんな味か食べてみたい!”など、たくさんのうれしい声をいただきました。

 また、視察に来られた齋藤知事にもシルバー人材センターのブースを訪問していただき、様々な手作り商品を見ていただくことができました。

 今年はコロナ禍でご当地グルメなど食べ物の出展はありませんでしたが、みなと神戸らしい場所で大勢の方々にお越しいただき、楽しいときを過ごさせていただきました。 朝早くからご参加いただいた各シルバー人材センターのみなさま、ありがとうございました。

神戸市SC・芦屋市SCブース
神戸市SC・芦屋市SCブース
齋藤知事がシルバーブースを訪問
齋藤知事がシルバーブースを訪問
三田市SC:新鮮野菜の販売
三田市SC:新鮮野菜の販売

兵庫県シルバー人材センター会員拡大セミナー開催

 去る10月26日、「兵庫県シルバー人材センター会員拡大セミナー」を初開催しました。この日は「事業推進大会」を開催する予定でしたが、会員の永年表彰など高齢の会員が多く集まることから、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため中止となりました。

 しかしながら、事業推進大会にて例年行っていた講演会及びセンターによる事例発表については、オンラインでの開催はできないかと検討した結果、オンラインによるライブ配信と直接来場とのミックスでの開催を実現することができました。

 第1部として、NRI社会情報システム(株)の高田伸朗氏にお越しいただき、「アフターコロナ時代に向けた会員拡大策」というテーマでご講演をいただきました。

 また、第2部として、明石市シルバー人材センターと芦屋市シルバー人材センターから女性会員拡大の好事例を発表していただきました。

 兵シ協としては、オンラインでのライブ配信と直接来場という新しい形での開催であり、慣れるまでに少しご迷惑をおかけしましたが、最終的には約100名の参加者にご満足いただけたとのことで、今後のイベントの開催方式として新たな選択肢となりました。

明石市SC
明石市SC
芦屋市SC
芦屋市SC

シルバーフェスティバル 「徳永ゆうき講演会&トークショー」

 令和3年11月26日、松方ホールで「徳永ゆうき講演会&トークショー」を開催致しました。シルバー人材センターの周知及び会員拡大を目的に、県内60歳以上の方を対象としたもので、入場時の消毒、検温、マスク着用チェックや座席間のソーシャルディスタンスなどの感染対策を徹底し、150名近くの方にご参加いただきました。

 当日は、兵庫労働局から来賓として職業安定部職業対策課長福田様にご臨席いただき、髙島会長の挨拶から始まりました。

 朝来市シルバー人材センター中尾事務局次長から「シルバー人材センターの紹介」があり、続いて、昨年度から協会のイメージキャラクターとしてテレビCMに出演いただいている徳永ゆうきさんによるトーク&ミニコンサートが行われました。

 ミニコンサートではアンコールが起こるなど、大いに盛り上がりました。 ミニコンサートで披露いただいたシルバー人材センターの歌は、徳永ゆうきさんが自ら作詞作曲された楽曲で、現在放送中のテレビCMソングとして使用されています。また、同氏は、昨年11月から放送されているNHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ(京都編)」にご出演が決定するなど、大いに活躍されています。

 その後休憩をはさんで、テレビCMに出演いただいた芦屋市、養父市、朝来市の各シルバー人材センター会員と徳永ゆうきさんとのトークセッションを行い、会員の方々からシルバー人材センターで働く楽しさや仲間づくりの楽しさなどを紹介いただきました。

 一般の参加者の方へ会員の生の声を届けることができ、シルバー人材センターを大きくアピールできたイベントとなりました。

安全衛生・適正就業への取組み

1. 転倒・転落事故に注意!

 下のグラフは令和3年10月末現在の請負事故の状況を前年同時期と比べたものです。就業中の事故は6件増加しており、就業途上の事故は前年とほぼ同数です。 転倒・転落による事故が多いのは例年と変わらない特徴です。 会員の体調管理、転ばないからだづくり、転倒しにくい靴の使用など日頃からの転倒防止対策に努めていきましょう。


2. 新型コロナウイルスやインフルエンザの感染予防

 新型コロナの感染者数が減少傾向にあるとはいえ、まだまだ気が抜けない状況です。

 また、これからの季節はインフルエンザの感染も懸念されるところです。

 ウイルスに感染しないためには、ワクチンなどの予防接種、手洗い・うがい、マスクの着用など基本的な感染予防対策が重要になってきます。

 こうした習慣を身につけて安全・安心に就労できるよう、日々呼びかけていきましょう!

無事故メッセージリレー 県内センターを安全のバトンでつなぐ

中播広域シルバー人材センターの「無事故」への取り組み

 

 公益社団法人 中播広域シルバー人材センター

常務理事兼事務局長 宮本泰則

 

 当センターでは、平成30年に重篤事故が2件発生した緊急事態を受け、平成31年度(令和元年度)より事故ゼロに向けて新たに開始した取り組みをご紹介します。

 以前の状況は、安全パトロールは各町で3回、年9回行っていましたが、パトロールを事前に知らせて、形だけのものであったため、会員の安全への意識が高いとは言えませんでした。それを踏まえ「重篤事故をなくす」「事故ゼロを目指す」「会員の安全を守る」この3つを目標に掲げ、ペナルティや罰則を強化して締め付けるのではなく、褒め讃えてみんなで無事故日数を伸ばしていこうとする意識改革に取り組みました。

 

1 事故の多い草刈班・剪定班に特化した安全への取り組み

 パトロールを草刈班6班、剪定班6班、すべての班に3回ずつ、年36回に増やしてすべて抜き打ちで実施しました。回数が増え、且つ抜き打ちにより「いつ来るかわからない」という良い緊張感が生まれました。パトロールがいつ来てもいいように心構えもできました。

2 役員、地域班長も巻き込んだ参加型の安全への組織づくり

 役員12名・地域班長19名がそれぞれの委員会に属する前に「全員が安全パトロール委員」という位置づけで、安全1~3班に組織編成しました。毎回3~4名でチェックシートによるパトロールを実施し、委員からも指摘事項や活発で積極的な意見なども出てきて、みんな前向きになり安全への認識が変わってきました。

3 無事故無違反の草刈班・剪定班表彰制度の導入

 基準となるチェックをクリアした無事故無違反の草刈班・剪定班を総会の中の安全大会で表彰する制度をつくりました。個人ではなく班単位とすることで連帯感が生まれ、いっそう無事故への関心が高まりました。

4 表彰するための基準は、誰もが守れる必要最低限の基準(チェック項目)を選定

 安全パトロールチェック項目を8項目に絞り、誰もが守れる基準にしました。あくまでも締め付けるのが目的ではなく、全班が表彰されることを目的・目標としました。

5 安全に重点を置いた会報誌作り

 月1回発行の会報誌では毎号「無事故日数」を1面に大きく掲載しました。パトロールの報告や、他センターでの事故事例を掲載するなど、安全に多くの紙面を割きました。

 

 以上、草刈班・剪定班に特化して始めた取り組みですが、会報誌で毎号大きく取り上げることで、施設での仕事や他の就業にも相乗効果が生まれ良い効果が表れています。参加型にしたことでみんなが安全就業に前向きになりました。表彰されやすくなったことでハードルも下がり、班ごとに競うことで競争心も芽生え、無事故意識も高くなったと考えられます。

 

 会員ひとりひとりが「事故ゼロ」という目標の同じ方向を向き、「無事故日数」が300,400と増えてくるとさらに一体感が生まれ「無事故日数」を伸ばしていこうという心理的な作用も働き、「無事故日数681日10/末現在」継続の好結果に繋がったと考えられます。 反省や課題もありますが、今後も継続して安全就業に取り組んでいきたいと思います。

    安全就業チェック表

    ✓ 作業に適した履物

    ✓ 保護帽(ヘルメット)

    ✓ 長袖の衣服

    ✓ 手袋

    ✓ 梯子のロープ・脚立チェーン(剪定)

    ✓ 飛石防護ネット

    ✓ 保護メガネ等(草刈)

    ✓ カラーコーン

健康づくり

こころの健康 ~ストレスをためない~

1 ストレスとは

 そもそもストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。

 外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。

 つまり、日常の中で起こる様々な変化が、ストレスの原因になるのです。

 たとえば、進学や就職、結婚、出産といった喜ばしい出来事でも、変化であり刺激ですから、実はストレスの原因になります。

 

2 ストレスからくる体調不良

 ストレスが積み重なってくると次第に身体に影響が出始めてきて、はっきりとした症状として現れてきます。

 ストレスが原因となって引き起こされる病気の例としては、以下のようなものが挙げられます。

 急性胃腸炎、うつ病、パニック障害、蕁麻疹(じんましん)、突発性難聴 自律神経失調症

 

3 身近なストレス発散法

(1)こまめにストレッチをする

(2)甘いものを食べる

(3)とにかくぐっすり寝る

(4)太陽の下で体を動かす

(5)親しい人と話してたくさん笑う

(6)趣味に没頭して日常を忘れる


設立40周年を迎えたセンターからのメッセージ

「設立40周年を迎えて」

公益社団法人 尼崎市シルバー人材センター 

理事長 岩田 強

 

 尼崎市シルバー人材センターは、昨年設立40周年を迎えることができました。

 設立以来、事業運営に多くの苦労がありましたが、順次発展を遂げ、高齢者への就業機会の提供と活力ある地域社会づくりに一定の役割を果たして参りました。

 これもひとえに、私どもの先輩方のご努力と、多くの関係団体の暖かいご支援が相まったものと、深く感謝の念を禁じえません。

 さて、新型コロナウイルスはようやく新規感染者数が減少してきました。

 今、新たな波が懸念されているものの、経済政策とコロナ対策により、アフターコロナ社会における社会情勢全般に新しい道筋が示されようとしています。

 加えて、「人生100年時代」を迎え、それに対応した経済社会システムを創り上げるための、グランドデザインの検討も始まっています。

 このような中、シルバー人材センターの役割が一層重要になってくると申しても過言ではありません。

 尼崎市シルバー人材センターもその一翼を担うべく、設立40周年を1つの節目とし、「自主・自立・共働・共助」という理念を踏まえ、最大の課題である「会員増強と事業量の拡大」を積極的に図り事業運営の充実に努めていく考えです。

 兵庫県シルバー人材センター協会はじめ、会員各団体の皆様には一層のご指導、ご支援をお願い申し上げます。

40周年記念特別表彰式
40周年記念特別表彰式

「設立40周年を迎えて」

一般社団法人 明石市シルバー人材センター 

理事長 大西 一正

 

 一般社団法人明石市シルバー人材センターは、昭和56年(1981年)に設立され、このたび40周年を迎えることとなりました。

 これもひとえに、会員の皆様の長年にわたるたゆまぬご努力と明石市をはじめとする関係機関、事業者や地域の皆様のご支援とご協力の賜物であり、心から敬意を表しますとともに深く感謝申し上げます。

 設立以来、会員数と事業収入は順調に推移してきましたが、会員数は平成29年度(2017年)をピークに横ばいとなり、新型コロナウィルスの影響により令和2年度(2020年)は前年度より20名少なくなりました。事業収入も前年度を6.8%下回りました。

 今後とも、新たな感染症や大規模災害のリスク、人口減少や少子高齢化等、取り巻く環境は厳しい状況にあると思われます。だからこそ、高齢者が自分らしく生き生きと無理なく活躍できる社会参加の場を提供する、シルバー人材センターの使命は益々重要になっていくものと思われます。

 当センターも、高齢者の健康寿命が延伸し、元気な高齢者が社会福祉の向上に寄与していく一助になれるよう、意を新たに邁進していく所存です。

 今後とも、兵庫県シルバー人材センター協会をはじめ各センターの皆様方におかれましては、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

研修会報告

 兵庫県シルバー人材センター協会では、県内の各センターを対象に毎年様々な研修会を実施しており、大きく分けて「階層別研修」と「分野別研修」の2種類となっています。

 「階層別研修」は、「役員」、「事務局長」、「監事」など職員の階層・役職ごとに研修を行い、「分野別研修」は「安全就業」や「適正就業」などの事業ごとにセンターの担当者を対象とした研修会を行っています。

 

 令和3年度の実施状況は以下のとおりです。

 

【階層別研修】

研修名  開催日 参加人数
新任役員・事務局長研修会 8月20日(金)

74名

(会場21名、オンライン53名)

監事研修会 9月2日(木) オンライン36名
役員研修会 12月2日(木)

63名

(会場22名、オンライン41名)

役員研修会
役員研修会

【分野別研修】

研修名  開催日 参加人数
シルバー派遣事業実務担当者研修会 8月27日(金)

オンライン58名

シルバー派遣事業

キャリアコンサルティング研修会

12月6日(月) オンライン37名

「シルバー人材センター職員に対する資格取得補助制度」合格者

 合格おめでとうございます!

 

 第一種衛生管理者   神戸市シルバー人材センター   吉村 俊哉 様 

 第一種衛生管理者   高砂市シルバー人材センター   髙橋 直裕 様 

 公益法人会計検定3級 朝来市シルバー人材センター   岡 麻衣子 様 

 公益法人会計検定3級 加古郡広域シルバー人材センター 月輪 咲紀 様 

 

 

是非、シルバー人材センター職員に対する資格取得補助制度をご利用ください‼

発行日:令和4年1月1日 発行:公益社団法人兵庫県シルバー人材センター協会

事務局住所:650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通 5-7-18 TEL:078-371-8012

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